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日本国憲法の存在と東京ドリーム学園に集うアジアの学生

東京ドリーム学園に留学している現在の外国人学生の合計は257名。
2016年7月、学校当局からの最新データ公表によると、最も多かったのがベトナム人の170人で3分の2に達している。ベトナム戦争終結から40年以上経つが、まだまだ対米戦争の傷跡が深く残るベトナムの地から、多くの留学生が、東京ドリーム学園に来て、毎日真剣に勉強している。
次いで多いのが、東アジアの同胞たる韓国人の33名で、約13%。続いてモンゴルの25名。ネパール人の17名、中国人8名となっている。彼らの日本語は日に日に上達している。
巣鴨から新大久保まで山の手線で9分。東京ドリーム学園に通う彼ら/彼女らが、あの「ヘイトスピーチ」を目撃したら一体どう思い、感じるだろうか?日本が「進んでいる国」だと信じて留学したのに、その幻想をきっと失うに違いない。
そのヘイト云々の中身は聞く代気分の悪い代物だから、もちろんここで書くにも汚らわしいものを叫んでいるのである。あの連中は、まさに日本の恥、世界の窓、人様に顔向けすることが出来ない存在である。
日本国憲法の前文を見てみよう。
「(略)日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。(略)日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う」(日本国憲法前文抜粋)何という気高い理想主義的精神だろうか。
東京ドリーム学園に留学してきた、多くのアジアの学生が日本国憲法の精神を学んできたに違いない。しかし新大久保の狂気の集団を見るにつけ、日本政治の中枢で蠢動してれている改憲運動を見るにつけ、わが日本国憲法前文に描かれた理想とのギャップに何を思うのであろうか?はたして私たちは、今起こっている政治の現状に胸を張っていられることができるであろうか?