"留学生を受けいれる日本の最高学府と東京ドリーム学園

日本における留学生の人数は概ね20万人強が来日しています(独立行政法人日本学生支援機構調査-2018年5月発表)。同調査によると、その内約半数の9万人強が中国人。4万人弱がベトナム人。2万人弱がネパール人となっています。アジアの同胞が、如何に日本の学問や語学に関心が高いか、その表れを示しているといえます。一方で留学生を受け入れる「先」の大学の世界ランキングは、国内最難関の東京大学でさえ世界で39位(2016~2017年;イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション発表)を筆頭に、91位に京都大学がランキングされているのが実情です。さらに興味深いのは、シンガポール国立大学北京大学東京大学より世界で上位にランクされていることです。
そもそも、日本の大学の世界ランキングにおける低さは、英語による講義がなさすぎ、という説もあるくらいですから、その一面性は免れないかもしれません。
その他方で、もしも東京ドリーム学園が大学であったらどれくらいのランクに位置するでしょうか?
東京ドリーム学園のカリキュラムを見ると、①日本語能力、②日商簿記、③全経簿記、④日本留学試験、⑤ビジネス実務法務、⑥実用英語技能、⑦コンピューター技能、⑧TOEIC・、英検、⑨ライフケアカラー等々と並んでいるのが分かります。これはこれで簡単なカリキュラムではないですし、単なる日本語学校を超えた、ビジネスコースとしては非常に実践的なカリキュラムの内容といえるでしょう。しかしこの範囲では、大学には足りない、幅広い教養や専門性を磨く、また「真理を探究する学問」が不足している感は否めません。
そもそも東京ドリーム学園に通う留学生は教養や基礎『理論』などの専門性を要求していないのでしょうか?
それも違うでしょう。それなら、世界ランキングの必ずしも高くない日本の難関国立大学に入る理由はない。世界大学ランキング200位圏外の私立大学なんてもってのほかになります。
いやそのためにこそ、東京ドリーム学園のような存在が必要なのです。
通常、ほとんどが日本語のみで実施されている日本の大学の授業に着いて行けるよう、先ず東京ドリーム学園で日本語と英語、さらにビジネススキルを身につけ、日本の大学に入学したらよいでしょう。そうすれば、彼ら/彼女らが母国に帰り、あるいは国際ビジネスの中で活躍できるものと思います。