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東京ドリーム学園と米国大統領選挙の行方

東京ドリーム学園に集う留学生253名のうち、何と7割近い170名の学生がベトナムから来ている。世界最強の軍隊である米軍を破って、ベトナムが戦勝した歴史は40年以上前までの出来事だから、現在の留学は生まれていないし、実際には経験していない。当時米国の産軍複合体のお蔭で、ベトナムの民は、現在の中東地域の民が味わっているような塗炭の苦しみを味わった。
ところで、大統領選挙。両候補者とも非難合戦に終始し、これに食傷気味の米国民には、現在の二人の候補者とも人気はない。これほど「不人気者」同士の選挙も極めて珍しいらしい。
人種差別や女性蔑視の発言が盛り沢山で品がなく、粗暴さが目立つドナルド・トランプ共和党候補に対し、「女性初の大統領誕生」などともてはやされ、ヒラリー・クリントンは、トランプ候補よりは人格者で、あたかも民主リベラルの旗手であるがごとく、ほとんどのマスメディアが「優勢」とお決まりの報道を行なっている。
東京ドリーム学園の留学生からどう観ても、クリントン候補が当選し、次期大統領に就任すると映っているに違いない。
しかし、40数年前に地獄を味あわされたベトナムにしても、現在地獄を味あわされている中東の民にしても「メールの私的流用問題」以外のヒラリー・クリントン氏の「正体」はご存じないだろう。まぁ、マスメディアが絶対に報道しないのだから、知りようもないが。
先ず、今回の大統領選挙をはじめ、クリントン財団などへの殆どの資金は「ウォール・ストリート」筋から潤沢に集まっている。その上氏は、米国の軍産複合体の代理人よろしく、極めて好戦的で、まるで軍産の代理人のようにワシントンでは振る舞っているという。
中露敵視政策も、クリントン氏が時代遅れの「世界の警察」発想から頭が離れない、という点で軍産複合体の意向に叶っているとしか言いようがない。
バラク・オバマ現大統領が、残念ながら僅かな進捗ではあったが、8年かけてやってきた緊張緩和策や核を含む軍縮政策を水泡に帰すことを躊躇わしないのがクリントン氏である。
トランプ氏は確かに品性に欠けるが、国際平和、あるいはまた東京ドリーム学園に集う留学生の母国の平和にとって、ヒラリー・クリントン候補は大統領に相応しくない。