クリスマス解散;正月明け総選挙と東京ドリーム学園

わが国の総理大臣が、まだ就任していない米国大統領「予定」のドナルド・トランプ氏に「朝貢外交」を行ない、加えて「リメンバー・パール・ハーバー」で有名な米国ハワイ州真珠湾に、我が国首脳として初めて訪問し、世界の世論を驚愕させ、東京ドリーム学園に集う学生の母国政府および世論を呆れさせたことは前回書いた。
どうやら、歴代総理の中で3番目を狙うか総理大臣は、余程自分の名を歴史に刻みたいらしい。
今度は、ロシアのプーチン大統領を自分の郷里の温泉宿に招き、「北方領土問題」を外交論議のテーブルにあげて、一歩でも「成果」呼び込みたい一心だったという。
何しろ、「私の地元である長門市において、ゆっくりと静かな雰囲気の中で平和条約を加速させていく。そういう会談にしていきたい」と決意を込めた我が国の総理大臣だったが、相手もさる者、「遅刻戦術」などで翻弄され、全く成果の「せ」の字も引き出せなかった。世界で笑い者にされたに等しい。東京ドリーム学園の留学生の母国も、この日露首脳会談の行方を注視したに違いない。
官邸筋の予定では、米露のトップ外交で、プラスの成果を引き出して、クリスマス明けにも解散、一月総選挙を行なう計画だったらしい。
何しろ内閣支持率は、共同通信の調査によると、11月末の時点で60%を超えた。
しかし何れも外交上のアテ」が外れて、与党自民党の「評判」も落ち、今総選挙に打って出ると、折角両院の3分の2を与党が占めるという圧倒的議席状態から、じり貧は免れない、との観測が流れた。東京ドリーム学園の学生はどう見るだろうか?
昨夏の参議院選挙で、参議院も3分の2以上が与党+維新だ。衆議院は2年前から同じ状況だ。「衆議院の優位性」から見れば、自民党公明党の与党にとって、衆議院における3分の2を占める現況を落とすなどという状況は間違っても戦略的にありえない。
それにして、現在の日本状況は、自民党/公明党勢力による、与党の寡占状態である。
果して東京ドリーム学園に集う留学生たちには、この日本の政治状況どう映っているであろうか?